【ラドミロー／プーランク／ブラームス】ラドミローとロマン主義の作曲家たちシリーズ始動中原朋哉のデビュー20周年記念となる本公演。 前半は、中原が紹介に尽力しているフランスの作曲家ポール・ラドミローの作品から「交響詩『ラ・ブリエール』」。 原作はシャトーブリアンの小説に基づいた無声映画のための音楽である。 続いて、中原が得意とするプーランクの作品からピアノ協奏曲をオンド・マルトノ奏者の原田節と共演する（！）。 クラシック音楽界において原田のオンド・マルトノ奏者以外の活動は意外と知られていないようだが、作曲家、ピアニスト、歌手としての才能もオンド・マルトノと並ぶものである。 原田のシャンソン、ピアノ弾き語りを聴いた中原が、シャンソンの要素が凝縮されたこのピアノ協奏曲のソリストとして原田に依頼した。 後半は、ブラームスの田園交響曲と言われた第2番の交響曲。 前半の曲目とも相性の良い中原らしい選曲に期待が高まる。 ラドミローの作品を演奏する世界で唯一の存在と言っても過言ではない中原と「シンフォニエッタ静岡」。 これに、ロマン主義の作曲家による交響曲を合せたプログラムを今後定期的に開催し、新境地を切り開いていく。 【出演者】フルート：竹下麻美、菅原彩乃オーボエ：池田肇、植田明美クラリネット：竹内未緒、郡尚恵ファゴット：松木葉子、森田一途美ホルン：月原義行、曽根敦子、吉野章子、伊東輝道トランペット：杉木淳一朗、奥田敏雄トロンボーン：加藤直明、松永遼、菅原薫打楽器：加藤恭子、梅津千恵子ハープ：内田真紀子ヴァイオリンⅠ：松本亜土、成原奏、田辺秀樹、越川歩、近藤由理ヴァイオリンⅡ：小倉達夫、中村響子、杉山優子、進藤麻美ヴィオラ：松村早紀、扇慎也、柘植藍子チェロ：大塚幸穂、田口裕、灘尾彩コントラバス：石川智崇、駒井朗ステージマネージャー：上原正二