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千葉ニュータウン・フィルハーモニー・オーケストラ 第20回定期演奏会

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千葉ニュータウン・フィルハーモニー・オーケストラ 第20回定期演奏会

千葉ニュータウン・フィルハーモニー・オーケストラは、2002年に設立され、2年に3回というペースで白井市文化会館大ホールを拠点に定期演奏会を重ね、今回が記念すべき第20回目の定期演奏会となります。 歴史的にはまだまだ浅いものの、多くの指導者にも恵まれ、更なる成長が期待されるオーケストラです。 さて20回の節目となる今回のプログラムですが、3つの点でこれまでの演奏会とは異なる選曲がなされています。 まず第一に作曲者。 クラシック音楽の世界では、特に日本人の真面目な気質にマッチするためか、ドイツ・オーストリアの作曲家が一番人気。 当団の過去の定期演奏会の演目を見ても、ベートーベン、モーツアルト、ブラームスの作品が全体の48.1%と、ほぼ半数を占めます。 しかし、今回はドイツ系の音楽から離れ、フランスのビゼー、スペインのファリャ、ロシア(旧ソビエト)のショスタコービッチをセレクト。 多くの方にとっては「新鮮な」クラシックかもしれません。 2つ目は作曲された年代。 これまで演奏会では1800年代に初演されている曲目が大半でした。 今回はビゼーの「カルメン」のみは1875年の初演ですが、ファリャの「三角帽子」は1919年、ショスタコービッチの「革命」に至っては1937年ですから、まだ80年も経っていないという新しさ。 これまで当団でのギネスは、第15回定期演奏会で取り上げたバルトークの「ハンガリーの風景」が最も新しい作品(1931年初演)でしたが、この記録を更新。 最後は難易度。 アマチュア・オーケストラでは練習にかけられる時間や期間に限りがあることから、あまり勝ち目のない選曲は避けざるを得ません。 今回の「三角帽子」や「革命」は、音楽的な理解のみならず拍子や調子の度重なる変更、緩急の激しいテンポなど、演奏家の間では「難易度D」は周知の事実。 しかし・・・、このリリースを作成している8月現在、完成度は右肩上がりです。 いずれも各作曲家の代表作、皆様のご来場を心よりお待ちしています。


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