「アルルの女」不思議な曲です。 オペラでは"アルルの女"本人は一切登場しません。 主人公が一目で心を奪われて、最後は他の男と駆け落ちする話を聞いて嫉妬の余り身を投げて死ぬのです。 "アルルの女"はファム・ファタール的な魅力のある女性。 旋律の美しさに"アルルの女"の美しさを皆様に感じていただければいいなと思います。 「チェロ協奏曲」江口氏とは2012年エルガーのチェロ協奏曲以来2回目の登壇となります。 私は常々、協奏曲はソリストとオケの侍同士の一騎打ちと感じることがあります。 この緊張感が協奏曲の良さですよね。 江口さんとかもめの丁々発止をお聞かせできたら幸いです。 「田園」私が田園を初めて知ったのは、ディズニー映画『ファンタジア』の中ででした。 まだ小学生でしたが、世(親)の不条理に悩みはじめた頃で、こんなに神代の国は幸せなのかと憧れずにいられなかった記憶があります。 これぐらい幸せな音楽を奏でて、皆様の元へお届けできるといいのですが。