当団は、2009年、慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ、早稲田大学フィルハーモニー管絃楽団両楽団の元コンサートマスター、首席奏者を中心に結成されました。 楽団名の"Musikverein"は楽友協会の意で、学び舎は違えど4年間の大学生活を共にしてきた"学友"が、"楽友"となって一つの音楽を創り上げたいという願いが込められています。 2014年秋には結成5周年を記念して紀尾井ホールにて公演を行い、好評を博しました。 記念演奏会を通じて、一層お客様一人ひとりとの深いつながりを実感しました。 メンバーを取り巻く環境は日々刻々と変化していますが、よりレベルの高い演奏を目指し、精力的に活動を行っております。 今回は第10回という節目の演奏会であります。 ベートーヴェン中期のカルテットとして集大成に位置づけられる「セリオーソ」、シューベルトのカルテットの中で「死と乙女」にならぶ人気を誇る繊細で美しき「ロザムンデ」、そしてメインには、メンデルスゾーンの「ピアノ六重奏曲」を演奏いたします。 ピアノにバイオリン1台、ビオラ2台、チェロ1台、そしてコントラバスという珍しい編成でありますが、それゆえにオーケストラのような幅広さと芳醇な響きを兼ね備えた隠れた名曲です。 いずれの作品も珠玉のロマン派の傑作でありますので、どうぞご期待下さい。 また、今回は当団として初めての三鷹市芸術文化センター風のホールでの演奏会であります。 豊かな音響のなかで、皆様の心の奥底に届く音楽を目指し、日々練習に励んでおります。 全席無料でありますので、皆様どうぞお気軽にお越し下さい。