漆原啓子(ヴァイオリン)漆原朝子(ヴァイオリン)山中惇史(ピアノ)ジャン=マリー・ルクレール/2つのヴァイオリンのためのソナタ作品3-2L.シュポア/2つのヴァイオリンのための二重奏曲ト短調作品67-3D.ミヨー/2つのヴァイオリンのための二重奏曲J.イベール/2つの間奏曲ショスタコーヴィチ/5つの小品S.プロコフィエフ/2つのヴァイオリンのためのソナタハ長調作品56H.ヴィエニャフスキ/エチュード・カプリース作品18より第2番アンダンテサラサーテ/ナヴァラ作品33M.モシュコフスキ/2つのヴァイオリンとピアノのための組曲ト短調作品71国内外の一線でそれぞれが実力派ソリストとして活躍する漆原姉妹。 二人が満を持して録音したデュオ・アルバムが平成26年度文化庁芸術祭のレコード部門優秀賞を受賞。 CDでは聴くことができましたが、ここ杉田劇場で初リサイタルが実現します!!アルバムに収録された曲を中心にお送りするプログラム。 名器のストラディヴァリウス(啓子)とグァリネリウス(朝子)がどう響き合うか、二つのヴァイオリンが奏でる至極の一夜になること間違いなし。 乞うご期待!!漆原啓子(ヴァイオリン)KeikoUrushihara(Violin)1981年東京藝術大学付属高校在学中に、第8回ヴィニャフスキ国際コンクールに於いて最年少18歳、日本人初の優勝と6つの副賞を受賞した。 その翌年、東京藝術大学入学と同時に本格的演奏活動を開始。 86年、ハレー・ストリング・クァルテットとして民音コンクール室内楽部門で優勝並びに斎藤秀雄賞を受賞。 2016年にはデビュー35周年を迎える。 これまで、国内外での演奏旅行、TV出演、海外主要音楽祭、マスタークラスなどに多数出演。 また、V.スピヴァコフ、E.ルカーチ、J.ビエロフラーヴェク等の指揮者や、ハンガリー国立響、スロヴァキア・フィル、ウィーン放送響等のオーケストラと共演し、賛辞を浴びた。 日本国内の主要オーケストラとの共演のほか、リサイタル、室内楽でも高い評価を得ている。 CDは数多くリリースしており、近年ではJ.S.バッハの無伴奏CD(日本アコースティックレコーズ)がレコード芸術特選盤に選ばれた。 また、2014年に漆原朝子との姉妹デュオCDは平成26年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞し、注目を浴びている。 常に第一線で活躍を続け、安定した高水準の演奏は音楽ファンのみならず、指揮者、オーケストラ・メンバー等の音楽家の間でも非常に高い信頼を得ている。 現在、国立音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任教授。 漆原朝子(ヴァイオリン)AsakoUrushihara(Violin)東京藝術大学付属高等学校在学中に日本国際音楽コンクールにおいて最年少優勝。 ジュリアード音楽院卒業。 1988年N響定期公演デビュー、ニューヨークでリサイタル・デビューし絶賛を博す。 その後はマールボロ音楽祭でR・ゼルキンに指名されて共演したほか、ザルツブルク音楽祭などにも登場し、内外のオーケストラとの共演も数多い。 2003年以後、シューマンとブラームスのヴァイオリンソナタ全曲ライヴCDを相次いでリリースして極めて高い評価を得る。 06年にはシューマン没後150周年を記念してヴァイオリンソナタ全曲演奏に加えて、大阪センチュリー響(現日本センチュリー響)と遺作のヴァイオリン協奏曲を演奏し注目と賞賛を得る。 08~09年にはベリー・スナイダー、ロータス・カルテットと共に『シューベルト:ヴァイオリン作品全集』をレコーディング。 ベリー・スナイダーとは20年以上にわたってデュオを組んでおり、09年にオール・シューベルト、10年には生誕200周年記念シューマン・プログラムなどテーマ性をもったリサイタルツアーをその後13年、15年にも行っている。 また、12~13年には東京と大阪でベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全曲ツィクルス(ピアノ=鈴木慎崇)を行い、聴衆にひときわ深い感銘を与えた。 最近では、エルガー:ヴァイオリン協奏曲をジョセフ・ウォルフ指揮=広響定期で演奏して絶賛されたのを契機に15年2月に群響定期・東毛定期(指揮=J.ウォルフ)で同曲を再演して賞賛された。 姉漆原啓子との共演で、平成26年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞受賞。 現在、東京藝術大学准教授。 山中惇史(ピアノ)AtsushiYamanaka(Piano)東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、同大学音楽研究科修士課程作曲専攻修了。 指揮科、弦楽科ティーチングアシスタントを務める。 作曲を糀場富美子、安良岡章夫、鈴木純明、ピアノを森陽子、山泉薫、菊地裕介、白石光隆、江口玲各氏に師事。 第18回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲一般の部第3位。 東京藝術大学木曜コンサート(室内楽作品)及びモーニングコンサート(オーケストラ作品)に選抜される。 2013年3月、ユーロアジア国際コンクール課題曲として作曲した「Danza」がコンテスタントによって初演され、公式伴奏者を務めた。 漆原啓子、清水高師、ピエール・アモイヤル(Vn)、三縄みどり(Sop)、矢野顕子(シンガーソングライター)各氏と共演、委嘱を受けるなど、ピアニスト、作曲家として活動している。 編曲の分野でも精力的に活動し、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団からの委嘱作品『ピアソラ/リベルタンゴ』は宮崎国際音楽祭にて徳永二男、ジュリアン・ラクリン各氏をはじめ世界的奏者に演奏され、注目を浴び、国内外で再演されている。 14年、小川響子(Vn)氏とのデュオで第2回デザインK国際音楽コンクールにてグランプリ受賞。 現在、東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻に在学中。