新日響は、今年2016年、創設50周年を迎えます。 この節目に、我々の果たすべき役割なども模索しながら、新日響らしい音楽をお届けしていく所存です。 今回は、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲でコンサートの幕が上がります。 華々しい前奏曲のあとは、洒脱なプーランクの「シンフォニエッタ」で少し気分を変えましょう。 メインは新日響にとって久しぶりの「ブラ1」です。 作曲に20年を費やしたこの作品は、ベートーヴェンの「第九」のように「苦悩からの歓喜」を謳い上げ、ブラームスが新しい第一歩を踏み出すことが出来た、まさに我々の新しい出発にもふさわしい楽曲だと思っております。 2回目の共演となります長田雅人氏のタクトのもと、作曲科が作品に込めた音楽の魅力をお伝えできれば幸いです。
